FXとは?
まずFXの略称は、「Foreign eXchange」です。
日本だと「通貨証拠金取引」や「外国為替証拠金取引」と言われます。外国為替証拠金取引とは、FX会社に入金した資金を「証拠金」として業者に預託し、主に「差金決済」によって利益を得るように通貨売買を行なう取引です。
FXで利益を上げる方法は、2つあります。
1つ目は、外貨を売買して差益で利益をあげる『キャピタルゲイン』があります。
売買で差益を得る方法は下記の記事で説明していますので、こちらをご覧ください。
2つ目は、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ることで金利差を得て利益を得る『スワップポイント(インカムゲイン)』があります。
差金決済は、為替取引について書いた時に説明していますので、下記の記事を見てください。
外貨に投資して利益を得るという点では外貨預金と同じ仕組みなのですが、FXでは外貨預金と違い手元の資金の25倍までの外貨の取引が可能です。つまり、少ない資金で大きな利益を得る可能性があると言えます。この仕組みを「レバレッジ」と言います。
今回は、そのレバレッジについて紹介していきます。
レバレッジとは?
少ない資金で大きな金額を賭けられるのがFXの特徴であり、それを成り立たせている仕組みがレバレッジです。
レバレッジとは、持ったポジションに対して拘束される資金の割合の事を言います。FX会社に預けた証拠金を担保に預けた資金の何倍もの取引ができる様になります。
日本だと最大25倍、海外だと最大888倍の取引ができます。
レバレッジのメリット

レバレッジのメリットで挙げられることは、少ない資金で大きな金額を得ることができます。
レバレッジ1倍の場合は、取引額が自己資金と同額になります。
例えば、1米ドル=100円の時に、外貨預金として1000米ドルを保有(自己資金と同額)していたとします。
それが、1米ドル=101円の時に1000米ドル分を円に替えたら、10万円1000円になり1000円の利益になります。
しかし、FXの場合はレバレッジを効かせた取引ができます。
レバレッジ10倍になると、通常の取引だと、自己資金と同額の1000通貨(米ドル)しか取引できないのに対して、レバレッジを10倍に設定すると、通常の10倍の資金である100万円が必要なところ、10万円で10倍の1万通貨(米ドル)の取引ができるのです。

これが、FXで少額取引が可能な理由になります。
この仕組みがあるのでFXは株式投資より参入するハードルが低くなっております。

上の図は、レバレッジの割合で証拠金がどれぐらい「拘束」されるのかを表しています。
レバレッジが高くなれば高いほど余剰資金に余裕うが見られます。これから語りますが、FXはハイリスク・ハイリターンな商品です。
しかし、この仕組みをうまく利用できれば大きな実りにもなります。
レバレッジのデメリット

先程は、レバレッジのメリットをあげましたが、この説明から行くとあることがわかるとお思います。
「そう、損失も10倍になるのです。」
少ない資金で大きな実りを得るには、それなりのリスクが必要なのです。
FXは少額取引が可能な理由ではありますが、ハイリスク・ハイリターンである理由の一つでもあります。
含み益になるまで、待てばいい?
レバレッジのデメリットの中で、小額で大きな利益を得られるが、場合によっては大きな損失にもなり得る「ハイリスク・ハイリターン」の側面があるという話をしました。
そうなると、「取引を終えない限り損失は確定しないから、含み損が大きくても取引を続けて、含み益になるまで待てばいいのではないのか?」と思うかもしれませんが、そう言うわけにはいかない理由があります。
FX会社では、ポジションを維持するまでに必要な「必要証拠金」に対して、含み損が一定以上レベルに達すると強制的に注文を決済する「ロスカット」という仕組みがあるからです。
ロスカットとは、ポジションを維持する為に必要な「必要証拠金」に対して、含み損が一定レベル以上に達すると強制的に決済する仕組みのことです。
ロスカットでは損失が確定しますが、最低限の資金は残されるので、そこから立ち直ることも可能なのです。しかし、急激な値動きでロスカットラインが「スリッページ」する事もあるので過信してはいけません。
FX会社を検討する際に、「ロスカット・追証」はよく考えないといけない内容になっています。下記の記事で、ロスカットと追証について詳しく説明していますのでご覧ください。
使いこなしたもん勝ち!ハイレバレッジの真実
先程も言った通り、レバレッジは「ポジションのリアルな金額」と「ポジションを持つための必要証拠金」との対比のことです。
証拠金とは、「自分が持ちたいポジションの為に拘束されるお金」とも言えます。
余剰金とは、証拠金とは逆に、拘束されていない資金は余剰資金であり、この資金は別のポジションを持ったり出金したりと自由に使えます。
また、余剰資金が多ければ多いほど、損失を許容できる量が増えます。

以上の事から、レバレッジは、高い方が拘束される資金が少なく済むと言えます。余剰資金が多ければ耐えれる含み損も多くなり、また、その資金で他のポジションも保有できるとも言えます。
詳しくは上の図を見てください。
上の図は、レバレッジの違いで入金面で見れば等倍なのに余剰金に差が出る仕組みを表しています。
この事から言えるのは、ハイレバレッジがただ単に危険なのではなく、ハイレバレッジの状態で大きなポジションを持つことが危険なのです。これは、取引する前に資金管理が徹底していれば、なんら問題がありません。
ただし、レバレッジは「勝てる人が使えば資金が更に増える仕組み」です。自分の資金管理や投資スタイルが確立するまでは、ハイレバレッジは控えることを強くおすすめします。

